メンタルトレーニングコーチについて

メンタルトレーナーって何?メンタルトレーニングを教えるための資格は?

Pocket

メンタルトレーナーという言葉は、比較的一般的に使われています。しかし、正式にはメンタルトレーナーという言葉は使いません。メンタルトレーニングコーチやメンタルパフォーマンスコーチという表現をします。

このメンタルトレーニングは、今やお金を払えばだれでも取れる資格から専門的な研修を受けなければ取得できない資格まで存在します。

本記事では、メンタルトレーナーの資格について解説します。

メンタルトレーナーって何?

メンタルトレーナーとは、「主にアスリートの行動を変えて心の変化を促す」「主にアスリートの心の変化を生み出し行動の変化を促す」ための専門家を指します。

人の行動は心へ、心は行動へ現れるため、心か体からアプローチすることが多いです。

脳に対するアプローチは私があまり詳しくありませんし、一般的ではないため省略します。

メンタルトレーニングの資格は乱立している

2019年現在、日本国内のメンタルトレーニングの資格は乱立しています。

私がリサーチした結果だけでも下記のようなメンタルトレーニングの資格があります。

  • 日本心理学アカデミー(メンタルトレーナー2級)
  • H.Y.L Academy(高度性格分析師:Behavior Analyst)
  • アイデアヒューマンサポートアカデミー(日本メンタルトレーナー協会認定3級・2級・1級)
  • 日本スポーツ心理学会(スポーツメンタルトレーニング指導士・スポーツメンタルトレーニングトレーニング上級指導士)

日本スポーツ心理学会から認定されている資格以外は、お金を支払えばだれでも取得できる資格です。学位や経験はあまり問われません。

しかし、日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング指導士の資格を取得するためには、修士以上の学位が必要で研究実績も必要です。

ただし、多くのメンタルトレーナーが活躍している欧米の現状では、日本と大きく異なります。

欧米では20年以上前に視覚が乱立していた状態でしたが、現在ではCMPC(Certified Mental Performance Consultant)が一般的です。

欧米ではナショナルチームにメンタルトレーナーがいる

欧米では、多くの場合チームごとにメンタルトレーナーがいます。錦織圭選手などが所属しているIMGアカデミーには、スポーツ心理学の専門家が複数人所属しています。

また、欧米ではアスリートに限らず、軍隊・パフォーミングアーツ(ダンサーやマジシャンなど)・ビジネスと多岐にわたり専門家がいます。

特に近年では、軍隊へのスポーツメンタルトレーニングの導入がかなり多いです。

そもそもメンタルトレーナーは正式名称ではない

メンタルトレーナーという言葉は、日本で一般的に使われていますが、正式名称ではありません。※専門家の方でもメンタルトレーナーの名称を使っている方もおり、絶対に違うわけではありませんのでその人の経歴を見てください。

メンタルトレーニングコーチかメンタルパフォーマンスコーチという表現をします。アメリカの資格を取得すると、メンタルパフォーマンスコンサルタントと名乗ることができます。

メンタルトレーニングの資格がない人の使う名称

メンタルトレーニングの資格を持たない人が名乗るのは、メンタルトレーニングコーチやメンタルパフォーマンスコーチという表現が多いです。

メンタルトレーニングは、欧米を中心として世界中に多くの専門家がいますが、欧米ではこの2つが使われます。

アメリカの応用スポーツ心理学会の資格取得者が使う名称

アメリカの応用スポーツ心理学会が使う名称として、CMPC(Certified Mental Performance Consultant)があります。

この場合は、(認定された)メンタルパフォーマンスコンサルタントとして名乗ることができます。

このメンタルパフォーマンスコンサルタントを取得するためには、学位と授業、スーパーヴィジョン、試験をクリアする必要があります。

メンタルパフォーマンスコンサルタント(メンタルトレーナー)に必要な勉強

学位は最低修士以上の学位が必要で、スポーツ科学もしくは心理学が必要です。アメリカの多くのメンタルパフォーマンスコンサルタント(メンタルトレーナー)は、修士をスポーツ科学で修了し博士号を心理学で取得しているケースが多いです。

メンタルトレーナー(メンタルパフォーマンスコンサルタント)の資格を取得するためには、定められたカリキュラムをすべてクリアしなければなりません。授業の一覧は下記の通りです。

  • 専門家としての倫理とスタンダード
  • スポーツ心理学
  • スポーツ科学
  • 精神病理学
  • 対人援助
  • 研究法・統計法
  • 心理的行動
  • 多様性・文化

これらの授業カリキュラムを受講しなければ、試験を受けることすらできません。

メンタルパフォーマンスコンサルタント(メンタルトレーナー)に必要なスーパーヴィジョン

スーパーヴィジョンとは、メンタルパフォーマンスコンサルタントを育成する専門家からの指導を指します。

AASP(応用スポーツ心理学会)で定められた指導時間は400時間以上です。指導してもらう専門家は、当然応用スポーツ心理学会で認定されている人をメンターとする必要があり、日本人で取得している人は私が知る現状では数人です。

メンタルトレーナーとしての資格を取得しても仕事があるわけではない

メンタルトレーナーとしての資格を取得したとしても、すぐに仕事になるわけではありません。

対人援助職としてのスキルや経験・理論的背景が理解できていないと、アスリートやその他クライアントの信頼を得ることはできません。

資格が乱立していてどの専門家に頼めばよいのか分からないという現状の声も多く、口コミで仕事が広がることの多い職業です。

加えて、高い専門性が求められる職業でもあります。

長年にわたる経験と研鑽を積んでもなお一人前といわない専門家の方もいます。

まとめ

メンタルトレーナーとは、「主にアスリートの行動の変化を促し心理的成長を目指す」「主にアスリートの心の変化を促して行動をよりよくする」専門家を指します。

日本の現状では、メンタルトレーナーの資格は乱立していますが、欧米ではCMPC(Certified Mental Performance Consultant)という資格が有名です。

この欧米では、メンタルトレーナーという言葉は使わず資格をまだ持っていない人はメンタルトレーニングコーチ・メンタルパフォーマンスコーチという表現をすることが多いです。

欧米の資格を持っている人は、メンタルパフォーマンスコンサルタントと名乗ることができます。

この資格を取得するためには、応用スポーツ心理学会で定められた厳しい基準を満たす必要があります。

メンタルトレーナーの資格乱立問題は、20年以上前に欧米でも起こっていたことです。

月日が流れる中で、資格の整備が行われました。

どの資格を取るにしても、今後のメンタルトレーニング界の動向を見定めたうえで取得したほうがよいでしょう。

私の活動について

私は、長年メンタルトレーニングアドバイザーとして大学生弓道部や中学生野球などのスポーツチームに対してメンタルトレーニングの指導と、大学院にて研究をしていました。

その中でスポーツの魅力を感じ、スポーツの価値を社会に広める活動をしています。

主に「競争を競創へ」をコンセプトに、アスリートのパフォーマンス向上モデルを社会人のパフォーマンス向上に寄与するプログラムを提供しています。

詳しくは下記のページをご覧ください。

↓CoGnoについては下記の画像をクリック↓

記事についてのご質問やコンサルテーションなどのお問い合わせは下記のフォームよりお願いします。

コメントを残す

*

CAPTCHA