心理面を強化する基本的なテクニック

やる気がない部下の育成方法を考える前にやるべきプランニング

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社員研修などをどの程度実践しても、伸びる部下と伸びない部下がいることは事実です。

そして、伸びない部下ほどやる気がないことはよくあることです。

本記事では、心理学の理論に基づいたやる気のない部下を育成する方法について詳しく解説します。

部下の育成方法に悩む前に目的を明確にしましょう

部下の育成方法に悩む前に、そもそも部下を育成する目的を明確にしましょう。目的が定まっていなければ、目標を決めることも目標を達成するための具体的な行動を決めることができません。

例えば、営業として活躍できる人材になってもらうことが目的なのと営業としての業務全般を知ってもらうことが目的なのでは、具体的に立てる目標と行動が全く異なります。

上司であるあなたが、なぜ部下の育成方法について悩んでいるのかを明確にしましょう。

下記のシートを用いて書き出してみてください。

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部下にどんな姿になって欲しいか:

部下はどんな姿になりたいのか:

なぜ部下にその姿になって欲しいのか:

なぜ部下はその姿を目指すのか:

部下が何をすればそのようになれるのか:

部下は何をすればよいと思っているのか:

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上記のシートを埋めるためには、自分がやりたい育成と部下のなりたい姿をすり合わせる必要があります。

必ず時間をかけて育成したい部下の話を聞いてあげてください。

部下の育成方法における目的と目標は違う

部下の育成方法における目的と目標は違います。

目的とは、目標を達成してもらうことで部下になって欲しい姿であり、目標とは、目的を達成するための手段にすぎません。

下記で詳しく解説します。

部下の育成方法における目的とは

部下の育成方法における目的とは、育成してなってほしい姿を指します。部下の育成方法は、インターネットを調べればいくらでも存在します。しかしながら、上司であるあなたが部下を育成する目的を明確にしなければ、どの手段を用いて部下の育成をすればよいかわかりません。

部下の育成方法における目的を明確にすれば、それに必要な目標を定めて具体的なアクションを考えることができるのです。

部下の育成方法における目標とは

部下の育成方法における目標とは、目的を達成するための手段を指します。目的を達成するために目標があるので、混合して考えないようにしてください。

例えば、部下に社会人の基本ができるようになってもらうことを目的にした場合、ビジネスマナーや服装のチョイスといったことが必要になるかもしれません。

しかしながら、営業部のトップになってほしいと思うのであれば、営業に必要な知識や技量を身につけることが目標になるはずです。

つまり、目的によって目標が違うということです。

やる気のある部下の育成に対する3つの行動プラン

目的があって目標があり、目標達成のための具体的な行動をプランニングすることは、やる気のある部下の育成には必要です。

具体的な行動には、下記の3つがポイントになります。

  • 部下の行動を明確にする
  • 部下へのポジティブなフィードバックをする
  • 部下へ親身に寄り添う姿勢を身につける

下記で詳しく解説します。

部下の具体的な行動を明確にすることがやる気を高める

部下の具体的な行動を明確にすることで、やる気のある部下の育成につながります。人が最もモチベーションが高くなるのは、やるべきことが明確になった時です。

例えば、料理でレシピが分からないものを作るときと手順が明確に分かっている得意料理を作るときの完成までの時間を比べてみてください。

おそらく後者のほうがやる気が高く完成までの時間が短いはずです。

つまり、部下の目標に対して行動を明確化してあげることはやる気のない部下の育成をするのに最も効果的です。

部下の具体的な行動に対するフィードバックがやる気を高める

部下が実際に行動した後にポジティブなフィードバックをしてあげることはやる気がある部下の育成に欠かせません。

人間は相手の欠点にばかり目が行くことが多いですが、欠点ばかりを指摘されると上司であるあなたへの信頼度が低くなります。

出来ていることは当たり前のように流すのではなく、褒めてあげましょう。

しかし、当然出来ないことは指摘しなければなりません。

そこで下記のようなことを意識してフィードバックしてあげましょう。

  1. 出来ていたことを2つか3つ褒める
  2. 指摘することを1つだけ言う
  3. 指摘したことを改善するためのアクションを一緒に考える

やる気のない部下は、自己肯定感が低く指摘されることが過去にたくさんあった人が多いです。

褒めることを多くし、指摘することを少なくすることでやる気のない部下の育成がスムーズに進む関係を作れます。

このためには、上司のあなたが部下のできたことをたくさんメモしておくと良いでしょう。

部下の育成に親身に寄り添う姿勢がやる気を高める

部下の育成に親身に寄り添う姿勢は、部下のやる気を高める上では欠かせません。一方的に上から指摘されるだけでは、部下のやる気を高めるどころか下げてしまいます。

部下のなりたい姿に向かって一緒に寄り添って考えてくれる伴走者のような存在が、部下のやる気を高めます。

そのためにあなたがやるべきことは、部下からの発言を促すことです。

離職率28%から大幅に低下させた会社で有名なサイボウズの青野氏は、社員の発言を促すことを徹底して行うと2019年10月に実施された働き方改革カンファレンスで述べていました。

離職率とやる気は関係性が高く、やる気が低いほど離職率は上がりますし、やる気が高くなるほど離職率は下がります。

部下の育成で重要な3つのポイント

部下の育成で最も重要なポイントは下記の通りです。

  • 部下の育成の目的を明確にする
  • 目的を達成するための目標を一緒に考える
  • 具体的な行動として部下が何をするのか明確にする

目的を明確にすると、目標を考えやすくなります。目標が定まれば、数ある育成方法の選択もスムーズに行えますし部下のやるべきことも明確になってやる気も高まります。

これらは、人財の育成を円滑に進めるための戦略です。

育成の具体的な方法については、下記の書籍を参考にしてみてください。

まとめ

やる気がない部下の育成方法についていかがでしたでしょうか。

部下の育成方法に悩む前に目的を明確にしましょう。なぜならば、目的があって目標を立てられるからです。そして、目標が決まったら3つの行動プランをたててみましょう。

部下のやるべきことが明確になればやる気が高まり生産性が高まります。そして、上司のあなたがポジティブなフィードバックをすれば関係性が良好になり部下のモチベーションが高まります。

最後に寄り添う姿勢があれば、部下の信頼を得られるでしょう。

本記事を参考にしながら、部下の育成方法について考えてみてはいかがでしょうか。

私の活動について

私は、長年メンタルトレーニングアドバイザーとして大学生弓道部や中学生野球などのスポーツチームに対してメンタルトレーニングの指導と、大学院にて研究をしていました。

その中でスポーツの魅力を感じ、スポーツの価値を社会に広める活動をしています。

主に「競争を競創へ」をコンセプトに、アスリートのパフォーマンス向上モデルを社会人のパフォーマンス向上に寄与するプログラムを提供しています。

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